2004/1/25 放送     大きすぎる家        (兵庫県三木市吉川)


既存の小屋組を見せたダイニングダイニングから中庭を見る和室の雰囲気を残した寝室通り土間玄関外観

築80年の呉服店であった大きな町家の一部分、日常生活に関わる部分をリフォーム。

暗い、寒い、土間へ降りる大きな段差、トイレが離れにあるなど、高齢の母が一人で住むには大変過酷な環境であったため、安心して快適に暮らすことができるように、すべて同じ高さで移動できる場所に配置しました。長年使われてきたちゃぶ台をダイニングテーブルにリメイクしたり、改修に伴い撤去することになった差し鴨居をキッチンの天板に再利用したり、箪笥の引き出しをキッチンの引き出しに再利用したりと、もともとあったものを形を変えて再利用しました。



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