篠原南町の家   (兵庫県神戸市灘区)  2010/06 竣工


居間からキッチン方向1玄関から書斎方向書斎から寝室方向寝室から書斎方向居間からキッチン方向2キッチンキッチン2キッチンから居間方向和室洗面所から浴室洗面所北側バルコニー南側外観

この住宅は、阪神・淡路大震災で被災した長屋を3階建の借家に建て替えたものを、15年を経てオーナー自身が住むために改修したものです。

もともと1階が大きな居間でしたが、壁量が不足していたため、中央に収納をつくりその両側に書斎と寝室を配置し水回りとあわせて壁量をとり、2階を居間のスペースし、3階に続き間の和室を設けました。

階ごとに雰囲気が変わるよう、異なった色調で塗装を行いました。

また、居間にはこれまでお住まいだった家からの家具も移設し、それに合わせた空間となっています。開放的なアルミサッシや、北側のバルコニーは視線を遮りながら、風や光を取り込む工夫をしています。


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